- 子育てコラム
小学生の平均身長データ徹底解説。学年別、男子女子それぞれの推移について
⠀//
🗣 発達が気になる子の親が集まるママ友SNS
テテトコが各アプリストアで配信中❗️
\\
iPhoneの方はこちら
Androidの方はこちら
はじめに – 小学生の身長の伸びと個人差について
小学生の時期は、子どもの身体的成長が著しい時期です。しかし、身長の伸び方には個人差があり、平均身長から外れていても、必ずしも心配する必要はありません。ここでは、小学生の平均身長の推移や成長曲線、身長に影響を与える要因などについて詳しく説明します。
小学生の平均身長の推移
以下は、子供の平均身長に関する政府統計から、令和4年を最新とした過去80年分の小学生男女の平均身長のデータを、10年ごとに遡った表です。(単位=cm)
データ参照元:政府統計『学校保健統計調査』
区分 | 性別 | 小1 6歳 | 小2 7歳 | 小3 8歳 | 小4 9歳 | 小5 10歳 | 小6 11歳 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
昭和29年 | 男子 | 110.0 | 115.1 | 120.1 | 124.7 | 129.1 | 133.6 |
女子 | 109.1 | 114.1 | 119.2 | 124.0 | 128.9 | 134.5 | |
昭和39年 | 男子 | 113.2 | 118.5 | 123.6 | 128.5 | 133.2 | 138.2 |
女子 | 112.2 | 117.6 | 122.7 | 128.0 | 133.5 | 140.0 | |
昭和49年 | 男子 | 115.2 | 120.5 | 126.4 | 131.3 | 136.4 | 141.7 |
女子 | 114.5 | 119.8 | 125.8 | 131.1 | 137.4 | 143.9 | |
昭和59年 | 男子 | 116.3 | 122.0 | 127.4 | 132.5 | 137.6 | 143.2 |
女子 | 115.6 | 121.2 | 126.8 | 132.4 | 138.7 | 145.4 | |
平成4年 | 男子 | 116.8 | 122.5 | 128.1 | 133.5 | 138.7 | 144.6 |
女子 | 115.9 | 121.7 | 127.4 | 133.2 | 139.8 | 146.4 | |
平成14年 | 男子 | 116.7 | 122.5 | 128.2 | 133.6 | 139.0 | 145.2 |
女子 | 115.8 | 121.8 | 127.5 | 133.5 | 140.2 | 146.8 | |
平成24年 | 男子 | 116.5 | 122.4 | 128.2 | 133.6 | 138.9 | 145.0 |
女子 | 115.6 | 121.6 | 127.4 | 133.4 | 140.1 | 146.7 | |
令和4年 | 男子 | 117.0 | 122.9 | 128.5 | 133.9 | 139.7 | 146.1 |
女子 | 116.0 | 122.0 | 128.1 | 134.5 | 141.4 | 147.9 |
このデータから、小学生男女ともに平均身長は年々増加傾向にあることがわかります。
例えば、昭和29年から昭和39年にかけての10年間で、6歳男子の平均身長は110.0cmから113.2cmへ2.9%増加し、6歳女子は109.1cmから112.2cmへ2.8%増加しました。
一方、直近の10年間(平成24年から令和4年)での増加率は、6歳男子で0.4%、6歳女子で0.3%にとどまっており、増加幅が徐々に小さくなっていることがわかります。これは、栄養状態の改善や医療の発達などにより、子どもの成長環境が整ってきたためと考えられます。
また、男女の身長差は、6歳から11歳にかけて徐々に開いていく傾向が見られ、令和4年の11歳時点では男子が146.1cm、女子が147.9cmと、女子が1.8cm高くなっています。
小学生の平均身長と成長曲線
成長曲線とは
成長曲線は、年齢に伴う身長の変化を表すグラフです。集団の平均値をもとに作成され、個人の成長の評価に用いられます。日本では、厚生労働省が作成した成長曲線が広く使われています。
小学生の成長曲線の特徴
小学生の成長曲線は、男女ともに6歳から12歳にかけて緩やかに上昇します。この時期の身長の伸びは、年間平均4〜6cmです。ただし、個人差が大きく、伸びの速度も一定ではありません。例えば、6歳から7歳にかけて10cm以上身長が伸びる子どももいれば、2〜3cmしか伸びない子どももいます。
小学生の身長に影響を与える要因
遺伝的要因
身長は、遺伝の影響を強く受けます。両親が高身長であれば、子どもも高身長になる可能性が高くなります。逆に、両親が低身長であれば、子どもも低身長になりやすいです。ただし、遺伝だけでなく、環境要因も身長に影響を与えるため、遺伝だけで身長が決まるわけではありません。
環境的要因(栄養、運動、睡眠など)
バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠は、子どもの成長に欠かせません。カルシウムやビタミンDなどの栄養素が不足すると、骨の成長が妨げられ、身長の伸びが悪くなる可能性があります。また、運動不足や睡眠不足も、成長ホルモンの分泌を減少させ、身長の伸びに悪影響を与えます。
まとめ – 小学生の身長の個人差と成長のペースについて
- 小学生男女ともに平均身長は年々増加傾向にあるが、増加幅は徐々に小さくなっている
- 昭和29年から昭和39年にかけての10年間で、6歳男子の平均身長は2.9%増加し、6歳女子は2.8%増加した
- 直近の10年間(平成24年から令和4年)での増加率は、6歳男子で0.4%、6歳女子で0.3%にとどまっている
- 増加幅が小さくなっているのは、栄養状態の改善や医療の発達などにより、子どもの成長環境が整ってきたため
- 男女の身長差は、6歳から11歳にかけて徐々に開いていく傾向が見られる
- 令和4年の11歳時点では男子が146.1cm、女子が147.9cmと、女子が1.8cm高くなっている