2024.11.16
  • 子育てコラム

子供のリュックは何リットルがいい?遠足や通学の選び方はこれでOK

「子供のリュックは何リットルを選べばいいの?」「遠足用のリュックは何リットルあれば十分?」お子様のリュック選びで、このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

この記事では、お子さんの年齢や目的別に最適なリュックの容量について、具体的な収納例とともにご紹介します。遠足や通学など、用途に応じた選び方のポイントもお伝えしていきます。

子供のリュック選びの基本知識

リュックの容量表示を理解しよう!何リットルがベスト?

子供用リュックを選ぶ際、まず目にするのが容量を表す「リットル(L)」という単位です。8リットルのリュックであれば、500mlのペットボトル16本分の容量があることになります。ただし、これは単純な容積の話であり、実際の使い勝手はリュックの形状や内部の構造によって大きく変わってきます。遠足などで必要な荷物を考えると、年齢に応じた適切な容量選びが重要です。

子供の体格とリュックサイズの関係

リュックを選ぶ際は、容量(リットル)以上に、お子さんの体格との関係が重要です。一般的な目安として、リュックの高さはお子様の背丈の5分の1程度が適切とされています。例えば、身長100cmのお子様であれば、リュックの高さは20cm前後が理想的です。また、幅は肩幅を大きく超えないようにすることで、安定して背負うことができます。

子供のリュック容量早見表

年齢やシーンに応じた適切なリュックの容量を、以下の表にまとめました。

年齢普段使い遠足用収納例
2-3歳5-6L6-8Lお弁当、水筒、着替え1組
4-5歳8-10L10-12Lお弁当、水筒、着替え、レジャーシート
小1-3年12-15L15-18L教科書、お弁当、水筒、体操着

年齢別・用途別の最適なリュック容量は何リットル?

2-3歳児のリュックサイズ

2-3歳児には、5-8リットルのリュックが最適です。この年齢の遠足リュックとしても、この容量で十分対応できます。平均身長が85-95cm程度で、まだ体幹が完全に安定していない時期なので、必要最小限の荷物を収納できるコンパクトなサイズがおすすめです。

普段使いの収納の目安

2-3歳児の基本的な持ち物には、着替え一式、おむつ、おしりふきなどがあります。5-8リットルのリュックであれば、これらの必需品を無理なく収納できます。着替えは薄手の生地を選んでコンパクトに畳み、おむつは2-3枚程度、おしりふきは携帯パックサイズを選ぶことで、効率的に収納できます。

遠足での必要な容量

遠足では、お弁当箱(300-400ml)と水筒(400-500ml)が基本的な持ち物となります。これらにハンドタオルや簡単なおやつを加えても、8リットルのリュックで十分な収納が可能です。遠足用と普段用で別のリュックを用意する必要はありません。

4-5歳児に適したリュックの容量

4-5歳児には8-12リットルのリュックがおすすめです。平均身長が95-110cm程度まで成長し、自分でリュックを背負ったり降ろしたりする動作も上手になってくるこの時期は、より実用的な容量が必要になってきます。

日常的な持ち物の収納

この年齢では、お弁当箱(400-500ml)、水筒(500-600ml)に加えて、上履きや体操着も必要です。8-12リットルのリュックなら、これらの持ち物をまとめて収納できます。上履きは専用の袋に入れることで、他の荷物との区別がつきやすくなります。

遠足・園外活動での収納

遠足などの園外活動では、通常の持ち物に加えてレジャーシートや雨具も必要です。10リットル前後のリュックであれば、コンパクトな折りたたみレジャーシートと携帯レインコートも余裕をもって収納可能です。季節に応じた持ち物は、リュックの外側ポケットを活用すると便利です。

小学1-3年生向けの容量

小学生の通学・遠足用リュックは、12-18リットルの容量が適切です。平均身長が110-130cm程度まで成長し、教科書やノートなど、定期的に持ち運ぶ荷物も増えてくるためです。

リュック選びのポイントは?

必須チェックポイント

背負ったときの重心は安定するか

リュックの重心が高すぎたり、前に傾きすぎたりすると、お子様のバランスを崩す原因となります。特に遠足など荷物が多い時も安定して背負えるよう、背面のフィット感をしっかり確認しましょう。

肩ベルトの長さ調整は可能か

成長に合わせて調整できる肩ベルトは必須です。ベルトの長さが適切でないと、リュックが背中からずり落ちたり、逆に肩に食い込んだりして負担になります。季節ごとの服装の違いにも対応できる調整幅があるかチェックしましょう。

必要な容量は確保できているか

用途に応じた収納力は重要ですが、必要以上に大きなリュックは避けましょう。特に遠足では、お弁当箱や水筒などの必需品がきちんと収まり、なおかつ取り出しやすい設計になっているかが重要です。

お子様が一人で背負える重さか

空のリュックの重さも重要なチェックポイントです。必要な荷物を入れた状態で、お子様が一人で背負って立ち上がれるかどうか、実際に試してみることをおすすめします。軽量素材の選択も検討しましょう。

ファスナーやバックルは扱いやすいか

お子様が自分で開け閉めできるかどうかは、自主性を育む上で重要です。ファスナーの引き手が大きめで扱いやすく、バックルも適度な力で留められるものを選びましょう。手袋をしていても操作できるサイズがおすすめです。

汚れが落としやすい素材か

子供用のリュックは汚れが付きやすいもの。撥水加工が施されていたり、軽い汚れなら拭き取りやすい素材を選びましょう。また、丸洗いができるものであれば、衛生面でも安心です。

反射材など安全対策はついているか

暗い時間帯の安全を確保するため、反射材の有無をチェックしましょう。リュックの前面と側面、できれば背面にも反射材が付いているものが望ましいです。また、肩ベルトにも反射材が付いているとより安全です。

お子さんに合った容量のリュックで楽しい思い出を!

この記事で紹介した年齢別の適正容量を参考に、お子さんの体格や使用目的に合ったリュックを選んでみてください。遠足や通学など、様々な場面で活躍する相棒となるはずです。店頭での試着時には、お子さんと一緒に使い心地を確認しながら、理想的なリュックとの出会いを探してくださいね。

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