- キッズ向けコラム
部活の朝練は何時から?時間や準備まで詳しく解説
中学校・高校での部活動は、多くの生徒にとって学校生活の大きな部分を占めています。小学校から中学校に入って本格的に部活が始まる人が大半ですが、朝練(朝練習)は、新しい挑戦となります。
「朝練は何時から始まるの?」「どんな準備が必要?」など、新入生や保護者の方々からよく寄せられる疑問について解説していきます。
朝練の基本!開始時間や活動内容を知ろう
朝練って実際何時から始まるの?
学校や部活、時期にもよりますが、ここでは代表的な一例を紹介します。ほとんどの中学校・高校では、朝練は通常7時00分から8時00分までの1時間程度で実施されます。始業時間が大体8時15分〜8時30分程度であることが多いため、そこに余裕を持って間に合うよう設定されているためです。
ただし、学校によっては6時から朝練をしたり、放課後の部活の準備としてグラウンド整備や用具点検などを朝にやっておく場合もあります。また、熱心な部活であれば生徒の自主性に任せて早くから登校して練習する場合も少なくありません。
運動部と文化部で違う?朝練の時間
朝練の開始時間は部活動の種類によっても異なります。例えば、野球部やテニス部などグラウンドや屋外コートを使用する部活動では、日の出とともに活動を開始できるよう、季節に応じて時間を調整することが一般的です。一方、バスケットボールやバレーボールなど体育館を使用する部活動は、施設の利用規則に従って開始時間が決められています。また、吹奏楽部や軽音楽部などの音楽系の文化部では、近隣への騒音を配慮して、遅めの時間設定になることも少なくありません。
季節で変わる朝練の時間帯
朝練の開始時間は季節によって変動することがあります。特に夏季は日の出が早いため、熱中症予防の観点から、より涼しい早朝に活動を行うケースが増えています。反対に、冬季は日の出が遅いため、安全面を考慮して開始時間を遅らせる学校も少なくありません。また、雨天時や極端な気温の日には、朝練の実施時間や内容が変更されることもあります。このような季節や天候による変更は、生徒の体調管理と安全確保を最優先に考えて判断されています。
朝練に向けた準備!生活リズムづくりのコツ
朝練の日の朝ごはん、これが大切!
朝練前の朝食は、その日一日のエネルギー源として極めて重要です。空腹での運動は体調不良の原因となり、集中力も低下します。朝食では炭水化物を中心に、タンパク質もバランスよく摂取することが大切です。具体的には、ごはんやパンなどの主食に加え、卵や魚、納豆などのタンパク質源、野菜やフルーツを組み合わせることをお勧めします。ただし、朝練直前にたくさん食べると胃もたれや、いわゆる横っ腹が痛い原因となるため、食事と運動の間に30分程度の間隔を設けることが望ましいです。また、水分補給も忘れずに行い、特に暑い季節は気をつけましょう。
通学時間をしっかり計算しよう
朝練に間に合うためには、自宅から学校までの通学時間を正確に把握し、余裕を持った計画を立てることが重要です。通常の通学時間に加えて、10分から15分程度の予備時間を確保しておくと安心です。また、交通機関を利用する場合は、始発電車の時刻や運行間隔もチェックしておく必要があります。
お母さんお父さんが心配なのが特に冬場、まだ外が暗い時の自転車通学。反射材やライトを忘れず事故を防止しましょう。また、雨が降った時の通学手段も考えておきましょう。
どんな活動をするの?部活別の朝練の特徴
運動部の朝練、こんな感じで進む!
運動部の朝練は、限られた時間を最大限に活用するため、効率的なスケジュールが組まれています。ウォーミングアップとして軽いランニングやストレッチを行い、本格的なトレーニングや技術練習に移ります。
例えば、野球部では守備練習やキャッチボール、陸上部では基礎的なダッシュやインターバル走、バスケットボール部ではシューティング練習など、それぞれの競技特性に合わせた練習メニューが組まれています。朝は体が十分にほぐれていない状態のため、急激な運動は避け、段階的に運動強度を上げていくことが一般的です。
文化部の朝練ってどんな感じ?
文化部の朝練は、運動部とは異なる特徴を持っています。吹奏楽部では、基礎的な音程やリズム練習から始め、パート練習や合奏へと進みます。美術部では、朝の柔らかな光を活かしてデッサンや写生に取り組むことも。また、放課後には時間が取りにくい個人指導や細かな技術指導の時間として、朝練を活用する部活動も多くあります。特に、コンクールや展示会が近い時期には、朝練の重要性が増します。
保護者が子供の朝練継続のためにできるサポートって?
朝の準備、こんなサポートが効果的!
保護者ができるサポートは、直接的な手助けよりも、自立を促す環境づくりが重要です。例えば、前日のうちに制服や部活動の用具を準備する習慣づけを促したり、朝食の準備を手伝ったりすることが効果的です。
特に入学当初は、時間管理が未熟な場合も多いため、起床時間を守れるようアラームの設定を確認したり、就寝時間を意識させたりするなどの声かけも必要です。ただし、すべてを親が管理するのではなく、徐々に本人の自主性に任せていくことで、時間管理能力や自己管理能力を育てることができます。
体調管理と睡眠、親ができること
朝練を継続的に行うためには、適切な体調管理が不可欠です。特に重要なのは睡眠時間の確保です。中学生にもなると親が細かく体調を管理する家庭も少ないかもしれませんが、まだまだ中身は子供。特に熱心に部活に打ち込んでいるお子さんであるほど、体調管理が疎かになっても、ついつい部活をがんばりすぎてしまうことも…。あまりうるさく言うのではなく、無理しすぎないようにさりげなく助言をしてあげるのも親心ですよね。
朝練を通じて充実した部活動を!
勉強と朝練、両立のコツ
朝練と学習の両立は、多くの生徒にとって大きな課題となります。効率的な時間管理が鍵となり、放課後の時間の使い方が特に重要です。例えば、授業の予習は朝練前の時間や休み時間を活用し、復習は放課後の部活動後に行うなど、メリハリのある学習計画を立てることが効果的です。
また、週末を上手く活用し、平日の不足分を補うことも大切です。定期テスト前には、朝練の時間を調整したり、一時的に朝練を休んで学習時間を確保したりする配慮も必要かもしれません。ただし、これらは各学校の方針や部活動の状況によって異なるため、顧問の先生や担任の先生と相談しながら進めることが望ましいでしょう。
体力づくりと上手な休み方
朝練を継続的に行うためには、適切な体力づくりと休養のバランスが重要です。特に入学直後は、新しい生活リズムに体が慣れるまで時間がかかります。無理なく体力をつけていくために、週末は十分な休養を取り、睡眠時間を多めに確保することをお勧めします。また、栄養バランスの良い食事を心がけ、特にタンパク質とビタミン、ミネラルの摂取に注意を払うことで、疲労回復を促進することができます。さらに、ストレッチやマッサージなどのセルフケアの習慣をつけることで、怪我の予防にもつながります。体調管理は結果的に練習の質を高め、競技力や演技力の向上にもつながっていきます。
モチベーションを保って朝練に打ち込もう
早朝からの活動を継続するには、「ねむい」「めんどうくさい」という気持ちに打ち勝つモチベーションが必要です。短期的な目標と長期的な目標をバランスよく設定し、達成感を積み重ねていきたいですね。
また、同じ部活動の仲間との交流も、モチベーション維持の重要な要素となります。特に朝は眠気との戦いになることも多いため、仲間と励まし合いながら活動を続けることで、心理的な支えとなります。仲間と一緒に朝練をがんばっていきましょう!